TkgBaseballGuyの野球論

「攻める」野球、思考について自身の経験をもとに紹介するブログです。

イップスになったやつのお話

初めましての方は初めまして!

TkgBaseballGuy(Tkg野球おじさん)です。

今回は「イップスになったやつのお話」です。

イップスに悩んでいる方、または周りにイップスの人がいる方はぜひ読んでみて下さい。

 

 

 

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イップスになったやつのお話

きっかけ

まずはなぜ私はイップスになったのか、そのきっかけについて話します。

中学生の時、肘を怪我して1ヶ月くらいほとんどボールを投げない日々が続きました。

怪我が治りやっと投げれると思って投げたら、まずものすごい違和感に襲われました。

その違和感がすごく気になって、どうにかして治そうとして、いろいろ投げ方を変えていたら、自分が今までどうやって投げていたか分からなくなりました。

それからというもの、すごく手前でワンバウンドするボールや、ボールが抜けてあらぬ方向へ飛んでいくことが増えました。

ちゃんと投げようとすればするほど、どんどん悪化していきました。

チームやチームメイトの反応

このとき自分が悪化を止められなかったのは、チームやチームメイトの反応にも少なからず原因があったと思います。

当時の監督コーチにはイップスに対しての正しい認識が出来ておらず、「気持ちの問題だ」という言葉だけで終わらされ、チームの全体練習に混ぜられ、ちゃんと投げられなかったら怒られ、ちゃんと投げようとすると更に悪化するといった悪循環が出来てしまっていました。

当時のチームメイトにも、当時は中学生だったこともありイップスに対しての知識なんてあまりなかったと思うので、どうすれば良いか分からないと言ったような感じでスルーされていました。

例えるなら面倒臭い彼氏または彼女がいて、どうにかしたいけどどうすれば良いか分からないみたいな感じでしょうか。

とにかく当時の私にはとても耐えられるような雰囲気ではありませんでした。

当時のチームメイトとは今でも会ったりするくらいなので決して仲が悪いというわけではないです。

 

どうすれば良かったのか

特別どうして欲しいとかはないんです。

ただイップスというものに対して正しい認識を持って見守ってくれさえすれば私の場合はあとは自分でどうにか出来たのかもしれません。

否定も肯定もせず、こいつはイップスだからこういうものだと思ってもらえさえすれば良かったと思います。

ただ間違った認識で間違った対処方法を押し付けるのだけは絶対にして欲しくなかったし、これを読んでいる皆さんにもして欲しくないです。

チームメイトの皆さんには、変な所に投げるかもしれませんが、少しだけ寛容な心を持っていただいて、しょうがないと思ってもらえればと思います。

どう治したのか

では私がどうイップスを治して乗り越えたのか紹介します。

長い長いあいだ悩んで、病みかけて、野球をやめようと思ったことなんて何回も何回もありましたが、治し方はとてつもなくシンプルでした。

それはどこに投げるかを意識するのではなく、投げる形を意識すると言うことでした。

私の高校の恩師はまずどこに投げるかではなく投げる形にこだわって全員に練習するように言っていました。

それに従って投げる形にこだわるようになりました。

そうすると、ちゃんと投げないとという思考だったのが、正しい形で投げないとという思考に変わっていき、気が付けば治っていました。

投げ方を具体的にして、その形を意識することで乗り越えることが出来たのです。

その具体的な投げ方についてまとめた記事があるのでそちらもぜひ読んでみて下さい↓

強く速い球を投げる方法 - TkgBaseballGuyの野球論

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イップスを生む、悪化させる指導法

まずひとつ勘違いして欲しくないのは、私の指導者の方がこうだったから私はイップスになったというわけではなく、ここで紹介するのはただの1例です。

それは、具体的な技術を示さずに気持ちだとか精神論だけでちゃんと投げろという指導法です。

というよりこんなものは指導ですらありません。

こういう指導者は昔に比べてだいぶ少なくなっているとは思いますが、まだ精神論だけでやっている人もいます。

また知らず知らずのうちに精神論だけになっている人もいると思います。

自分の指導は具体的な技術や理由がある指導なのか今一度思い返してみてほしいです。

このような指導者のもとでプレーするプレイヤーはイップスになってします確率が上がってしまいます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

イップスになってしまうのは本人に問題もありますが同じくらい周りの人にも問題はあります。

また、今回紹介した私がなったイップスの他にも、色々な種類のイップスが存在します。

イップスに苦しんでいる人はこれを参考にして治るように頑張ってほしいですし、もし周りにイップスのひとがいる場合はイップスについて理解する努力をしてあげてほしいです。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

(注)内容は私が勝手に掲げている持論です。必ず全員に当てはまるというものではありません。ご了承ください。

 

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